わいわいトークサロン(学習会)

H27年度の学習会の様子をお伝えいたします

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日 時 平成27年11月28日(土)13:00〜15:40
会 場 カナルパークホテル富山
内 容
第一部 環境・エネルギー講座とテーブルトーク
「どう考える?放射性廃棄物の地層処分」
講師 杤山 修氏(公益財団法人 原子力安全研究会技術顧問)
第二部 「花セラピー」体験
講師 茶谷 美佳(国際花と緑のセラピー協会、花セラピーインストラクター)
参加者 35名

第一部 環境・エネルギー講座とテーブルトーク

 第一部では、杤山 修氏に「どう考える?放射性廃棄物の地層処分」と題して講演をしていただきました。
 杤山氏は、日本のエネルギー資源の現状や高レベル放射性廃棄物の発生について、また地下深部の特徴から、地層処分の安全性、最終処分政策の現状について話されました。栃山氏は、「高レベル放射性廃棄物は、衝撃を与えることができない所に保管しなければいけない。地下深部は、人間が容易に近づくことはできない。また地下深部はものを隔離し閉じ込める能力があり、外から衝撃がない限り安全である。また、地震が多く火山がある日本での地層処分は、研究結果により、日本でも大丈夫である。原子力を今後稼働する、しないにかかわらず、廃棄物問題はある。いつまでも放っておかず、自分たちの時代で解決する問題である。地層処分は、受け入れ地域の犠牲により成立するのではなく、受け入れ地域も含めて、より安全になる放射性廃棄物問題の解決策を見出していきたい」と話されました。
 その後のテーブルトークでは杤山先生も参加されました。参加者からは、「放射性廃棄物の処分については、他人事と思っていたが、この講演を聞いて身近に感じられた。受け入れ側の理解を得るために、十分な説明が必要。」との意見があり、杤山先生は「この問題は誰の責任でもない。みんなで解決していくべき問題である」と最後に話されました。


講演会の様子

テーブルトークの様子

第二部 「花セラピー」体験

 第二部では、茶谷美佳さんを講師に「花セラピー」を体験しました。
 「花セラピー」は、選んだ花、生けた花から、自分の深層心理を読み解き、自分も気づかなかった「本当の自分」を知るヒントを得ることができ、また、人の心を癒し、新たなステップに進むきっかけを与えてくれるという内容の体験でした。
 参加者は、赤、青、黄色、白、緑など、色とりどりの綺麗な花に癒されながら生けました。


「花セラピー」体験の様子

VOICE

〜わいわいトークサロンに参加された方の声〜

  • 「地層処分」と言う言葉自体、聞いた事が無い方が多かったが、この講演を聞いたことにより、関心を持った方が増えたようでした。
  • 地層処分について、知識がなく内容が難しかったが、興味を持つことができました。
  • 花セラピーでは、新しい体験ができました。無意識の可能性について気付きを与えていただき、新しい発見ができて良かったです。